IMPORT
PLUS LIFE

01
SUMMER

Go out with Jeep
ラングラーで行くアウトドア

自然と車とスローな時間。

ジープ2018.10.22

午前7:00。 突然、クライアントからの電話でアポイントがずれ込んで、偶然にもオフになった。テレビの天気予報は全道的に晴れマーク。窓を開けると、心地よく漂う夏の香り。たまっていた事務作業も少し気になったが、最近ちょっと忙しかったせいで、オンオフのバランスがとれていないのが気がかりだった。さくっと身支度をして、いつもと同じバッグを手に取り、ラングラーに乗り込んだ。

日常の延長の楽しみ方

あてのないドライブに出かけるのが僕たち夫婦は好きだ。普段、どうしても手帳を手放せない生活だからか、オフといえば、計画しすぎないこと自体がうれしかったりする。“ドライブに車で行く”というより、“車にドライブへ連れていってもらう”みたいなことが多くなったし、ラングラーだからこそできるタフな遊びも、随分楽しませてもらった。最近ついた知恵といえば、お気に入りの日常をドライブに連れていくということ。お気に入りの焼き立てパンと朝採れ野菜とか、ゆっくり読みたかった雑誌とか、ラベルがおしゃれでジャケ買いしたドリンクとか。カーゴルームにひそませる小さい頃にあった“お道具箱”のようなボックスには、防寒用のブランケットやペアのカトラリー、お気に入りの調味料、珈琲など、夢や希望と一緒に(笑)詰め込んでおく。イスとテーブルもあったらいい。
 
北海道を走ると、当たり前のことが贅沢すぎるような良い景色に出逢う。ハマナスの咲く砂浜も、朝露が光る樹海も、こぼれ落ちそうなほど瞬く星空の丘とか、自慢したくなるような“とっておきの場所”をたくさん見つけてきた。アウトドアとかキャンプっていうと、結構ハードルが高い気がしちゃうけど、『日常の延長の楽しみ方』を知っていれば、いつだって気軽にできることなんだと思えるようになった。

木漏れ日に溢れる森の中を進み、べた凪の湖面とやさしい空の色が混ざりあう美しい支笏湖畔でラングラーをとめた。街中は随分暑かったのに、湖畔はひんやりと清々しい。思わず、顔を見合わせて微笑みあってしまうほど、なんだか穏やかな気持ちになる。イスとテーブルをラングラーの横に出して、来る途中に立ち寄った道の駅の新鮮な野菜と、おいしいと評判のパン屋さんで買った素朴なパンでサンドイッチ。行き当たりばったりのドライブで、調理器具はなくても簡単に出来る。食事だってアイディア次第だ。レストランで夜景を見ながら食べる高級なフルコースもいいけれど、どんなシーンでも楽しみ方を好きな人と模索していくのもかけがえのない時間。こんな時間がつくれるようになったのも、この車のおかげかもしれない。

オフの日こそ、テイクアウト珈琲。

毎日欠かさない珈琲を飲む習慣は、もはやライフスタイルの一部。デスクワークや外勤の仕事中は、冷たい缶コーヒーが多い。ブレイクタイムやアポイントの空き時間は、カフェの珈琲に和ませてもらっている。時間がないときなんかは、特に店や豆にこだわらなくてもいい。そこまで詳しいわけでもないし、たぶん味まで意識していないというところかもしれない。

そんな僕が最近はまっているのは、ドライブのお供の〝上質な〟テイクアウトコーヒー。カフェでゆっくり愉しむのもいいけれど、オフの日のドライブにこそ、お気に入りのこだわりのハンドドリップしてくれた珈琲があれば、最高だ。だから、ドライブに出かける前に「まず珈琲」が、ちょっと合い言葉的になっている。

最近、札幌にも本格的な珈琲をテイクアウトできるカフェが増えた。“実はテイクアウトもできる”なんて店を見つけるのもおもしろい。コンビニやファーストフードより少し時間がかかったとしても、オフだからいいんだ。何軒かお気に入りのテイクアウト珈琲の店をストックしたい夏。

総合的に考えて、珈琲に置き換えても、とことん時間の愉しみ方にどん欲だってことなのかなと思う。どこで飲むとか、どんな感じで飲むとか、結局毎日の中にストーリーがある暮らしが好きだ。

僕の行き先を広げてくれた一足。

若い頃ずっと憧れていた〝Alden〟という靴がある。革靴が履きづらいという概念を一新させる一足。カチっとしたビジネスシーンでも、アウトドアのようなタフなシーンでも、快適な履き心地を裏切らず、気分次第でどこでもついてきてくれるのが心強い。カジュアルなTシャツと短パンや、スラックスにだって、大人の質感を醸し出してくれる。

大事に履きたいからこそ、しっかり手入れすることもいい時間。愛車の洗車と同じような気持ちといえばいいのか、酒の肴として、飲みながら靴磨きしちゃうくらい。専用のケアグッズで、ゆっくりていねいに。

Aldenは、質実剛健で、ラングラーと同じアメリカ生まれ。両者ともアメリカものらしい無骨さがあり、そこがまたいい。僕のAldenも、年季と共にエイジングされいい感じに。自分だけの独特の風合いが出てきて、さらに愛おしくなる。真摯に向き合うこの一足は、まるで僕の人生を映し出してくれるような、そんな大切な一足だ。

  • [取材協力]

    [取材協力] 株式会社スノーピーク
    ◎ワンアクションテーブル竹_27,800円 ◎Take!チェア_11,800円 ◎チタントレックプレート_1,400円 ◎シェルフコンテナ25_9,600円 ◎ワッパー武器2本セット_2,300円 ◎チタンシングルマグ 300 フォールディングハンドル_1,730円

  • [取材協力]RITARU COFFEE

    住所 / 北海道札幌市中央区北3条西26丁目3-8 
    電話 / 011 676 8190 
    営業時間 / WEEKDAY_10:00-22:30 SAT_9:00-23:00 SUN_9:00-21:30

  • [取材協力]Arch

    住 所 / 北海道札幌市中央区南3条西8丁目 第一ビル1F 
    電 話 / 011 261 5083 
    WEB / archstyle.tv